睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
気がつかないうちに体が悲鳴を上げていませんか?(お悩みチェック)
以下のような症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。
① 肥満による気道の閉塞
体重が増加すると、首や喉のまわりにも脂肪がつきます。これにより睡眠中に気道(空気の通り道)が狭くなり、無呼吸を引き起こしやすくなります。SAS患者さんの約7割に肥満傾向が見られると言われています。
② 睡眠不足がインスリンの働きを悪化させる(血糖値の上昇)
夜間に何度も無呼吸(低酸素状態)を繰り返すと、体は強いストレスを感じ、交感神経が過剰に緊張します。これが血糖値を下げるホルモンである「インスリン」の効き目を悪くさせ(インスリン抵抗性の悪化)、糖尿病の発症や悪化に直結します。
※糖尿病の患者さんは、そうでない方に比べて睡眠時無呼吸症候群を合併している割合が非常に高いことが分かっています。
当院では、糖尿病や脂質異常症などの体内シグナルや代謝メカニズムに精通した専門医の視点から、病気の一部分だけを見るのではなく、睡眠と生活習慣病の両面からアプローチする包括的な治療を行います。
1.血糖値や血圧のコントロールが良好に
睡眠中の低酸素状態が解消されることで交感神経の緊張が和らぎ、インスリンの効き目が改善して血糖値や血圧が下がりやすくなります。
2.心血管イベント(脳卒中・心筋梗塞)の予防
無呼吸による心臓や血管への負担を減らすことで、将来的な脳梗塞や心筋梗塞のリスクを大幅に下げることができます。
3.日中のパフォーマンス向上とダイエットへの好影響
日中の強い眠気やだるさが解消され、活動的になります。また、睡眠の質が上がると代謝を促すホルモンが正常に分泌されるため、体重コントロール(減量)もしやすくなります。
1.初診・カウンセリング
診察にて症状やお悩みを伺い、検査の必要性を判断します。
2.ご自宅での簡易検査
手の指や鼻に小さなセンサーをつけ、一晩眠るだけで睡眠中の呼吸状態を測定できる検査機器をご自宅へ郵送(またはお持ち帰り)いただきます。
3.結果説明と治療方針の決定
解析結果をもとに、症状に応じた最適な治療法をご提案します。重症の場合は、速やかにCPAP(シーパップ:経持続陽圧呼吸療法)というマスクを用いた治療を健康保険適用で開始できます。
その原因が、実は夜間の睡眠時無呼吸症候群にあった、というケースは決して珍しくありません。
当院では、いびきの改善はもちろんのこと、それによって引き起こされる生活習慣病の重症化を防ぐことを大切にしています。ご家族からの指摘や、日中の体調不良に心当たりがある方は、ぜひお気軽に当院の専門外来へご相談ください。質の高い睡眠から、健康な一歩を共に踏み出しましょう。